平成30年度機械知能システム理工学科教育貢献賞受賞


 機械センター部門の鈴木務士氏が「平成30年度機械知能システム理工学科教育貢献賞」を受賞した。 受賞内容は「平面研削盤と表面粗さ計を用いた新しい実習内容の創出と実践」である。
 機械知能システム工作実習I,IIにおいて、これまで実施してきた実習内容を見直すことになり、 塑性加工、熱処理に代わる新たなテーマとして、平面研削盤と表面粗さ計を用いた実習内容を川島久宣准教授と ともに立案、計画した。平成30年度の実施に向けた実習内容を以下に示す。


1週目:平面研削盤において機械を実際に操作することを主点におき、研削盤の必要性、 安全面での注意事項など説明したうえで実際の研削盤の操作について実演を交えて説明を行った後、 学生が実際に平面研削盤を操作し金属表面を研削する。 (本実習では極力学生が実際に工作機械を操作するよう、2つのグループに分けて研削加工を行う。 この2つのグループは異なる加工条件とし2週目の評価課題に使用)

2週目:これまでの実習では触れられてこなかった表面状態の評価に注目し、 接触型表面粗さ試験器を用いた計測を実施することで幾何公差に関する理解を深める。 以上の実習内容を行うためのテキスト作成の際にも大いに尽力し、機械知能システム理工学科に対する功績が認められた。 今後のさらなる活躍に期待する。

(機械センター部門技術長 川島俊美)

制作:技術部広報委員会